2014/07/08
日産「リーフ」リサイクルストーリー
100%電気自動車「日産リーフ」を構成する部品の25%にリサイクル素材が採用されています*。車両自体も長く地球に愛されるクルマでありたいとの開発者の思いを込めた、再生材の源流を長期取材で追いました。
(画面下のCCをONにすると英語部分の日本語訳が表示されます)
チーフビークルエンジニア
門田 英稔
日産「リーフ」はゼロ・エミッション車であり、日産自動車としては地球環境に対して強いメッセージを発しているクルマです。
ゼロ・エミッション車であっても、作る過程においてCO2を多く発生してしまえば、このクルマは持続可能なクルマになり得ません。
地球環境に負荷をかけたくないという想いから、このクルマが長く地球に愛される、そして持続可能なクルマである為には再生利用の部品を使うといった目標を具体的に立てて、開発を進めてきました。
それでは具体的に日産リーフで使われている再生部品を紹介します。
まずはこのシートです。
このシートはバイオ由来PETの材料から再生された布地を使って作っています。
ボディは鉄(一部再生部品)です。
樹脂部品。この部品も、この部品も、このゴム部品もリサイクルされた材料から作った部品です。
最後に、日産リーフのこのサウンドインシュレーター(遮音材)は古着、使用済衣料を再生してこの部品にしています。
この日産「リーフ」のセンターコンソールはご家庭の冷蔵庫や洗濯機などの廃材から作られた材料によって、クルマの部品として作られています。
リサイクル部品を使うと品質が悪くなるのではないかと思うお客さまもいらっしゃいます。我々はバージン材から作る品質と同等の品質を(確保するよう)全てのリサイクル部品を確認しています。
私たちはこのリーフにたくさんの志を入れました。
そのクルマが長くお客さまに愛される、持続可能なクルマであることを非常に大事に考えて、日産「リーフ」を世の中に出しています。
*日産「リーフ」のリサイクル素材使用率は生産する工場によって変動します。