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クレイモデル:スケッチから彫刻へ

ここは想像力が現実となる場、日産テクニカルセンターのクレイモデリング・スタジオです。

ここには常に数多くのラインナップのクレイモデルがあり、日々新しいデザインが生み出されています。

今、モデラーたちがいくつもの年月をかけて関わってきたプロジェクトの最終段階に入ろうとしています。

彼らの仕事はクレイを使ってデザインをスケッチから立体化させることであり、高い創造力・観察力と優れた技術力が必要とされます。

彼らの手から創り出される面や曲線がやがて一台のクルマとなり、近い将来世界中の道路で人々の目に触れることになります。

モデラーの一人、前川直樹は「自分が手掛けたクルマが街中を走っているのを見られるのは誇りに感じますし、楽しそうに乗っている人を見ると本当に嬉しくなります」と、そのやりがいを語りました。

日産デザインは過去50年以上、クレイモデルを創ってきました。

しかし、今はより先進的なデジタルツールによってその作業が支えられ、デジタルモデラーとクレイモデラーが各々の持つ強みを発揮しながら共同でモデリングをする時代になっています。

デザインを具現化するには、まずスケッチをディスプレイ上で3D化し検討が重ねられ、その形がそのままクレイモデルとして再現されます。

こうしてCGは実際のスケールのクレイモデルとなり、目で見、手で触れて確認する事でさらに上質なカタチへと進化を遂げます。

インダストリアルクレイは温めると柔らかくなり作業がしやすくなる特性があるため、クレイオーブンで60度に温めて使われます。

クレイモデリングの作業の最後にダイノックと呼ばれる銀色の塗装を施したフィルムを張り、実車と同じ見た目でデザインの確認が行われます。

このような確認作業を何度も繰り返す事で、当初デザイナーの頭の中にだけ存在したイメージが具現化され、新しいデザインが生まれるのです。

モデラー達の仕事はアートとプロダクトの架け橋のようなものかもしれません。

前川は「モデラーはアーティストでないとは思わないです。モデラーによって表現が広がる事もあるし、感度を高く保ちながら仕事をする事は大事だと思います。モデラーにもさまざまなタイプがあると思いますが、次のように語ったモデラーがいました。〝大きく分けると2種類のクレイモデラーがいる。一方はエンジニアタイプで、もう一方は彫刻家タイプです。エンジニアタイプは素晴らしい技術でそのデザインを再現することができるし、彫刻家タイプはデザインをより魅力的にすることができるだろう″。私は信頼される彫刻家タイプのモデラーになれるように頑張っています」と言葉を残しました。

(4月25日に原稿の一部修正)
 

関連項目

クレイモデラーの世界(日産デザインニュースレターVo.2) (PDF)

 

受け継がれ磨かれる、TAKKUMIの技術とスピリット — モデラー達の挑戦 (VIDEO)

 

 

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