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ゴーン社長インタビュー: EVと中国市場

23日に関西大学で行われたリーフのオーナーズイベントに出席したカルロス・ゴーン社長へのインタビュー。
電気自動車事業と中国市場について以下のように語りました。

メディアセンター:日産リーフオーナーズイベントの参加者は、日産リーフの熱烈な愛好者のようですが、日産自動車は今後、どのように日産リーフの顧客を獲得していくのですか?

ゴーン社長

まずは日産リーフの拡販が先決です。日産リーフは技術的に優れたクルマに仕上がりました。高品質も実現しています。原価低減を進め、充電インフラの整備も推進しています。

まずは一台でも多く、日産リーフを販売し、電気自動車がもはやニッチ商品ではなく、お客様に喜ばれる、極めて重要なセグメントを占めるクルマに育てていくことが最優先です。

とは言うものの、他のクルマを開発しないという意味ではありません。これからは小型商用車に加え、ルノーと共同開発する街乗りのクルマを揃えていきます。

しかしながら、商品ラインアップを拡充する前に、現行車の魅力を更に深めていくことが先決です。

メディアセンター:日産自動車は、日本国内に加え、米国と英国で電気自動車の生産を開始しました。今や、販売台数が累計で54,000台を超える日産リーフのこれまでの進捗状況をどう評価していますか?また、残る課題は何でしょうか?

ゴーン社長:

現地生産と原価低減は極めて順調に進んでいます。ほぼすべての面で、予定通り推移しています。無論、一部で課題や逆風に直面しています。

例えば、日産リーフの取り組みが本格化した2006~2007年の円ドルレートは約110円でした。日産リーフ発売時には80円となり、企画当初の前提に比べ、25%を超えるコスト増の吸収を余儀なくされました。これは、日産リーフの開発・立ち上げに従事してきた関係者が十分な成果を上げることができなかったからではなく、経営環境上の主な要素が不利にはたらいたためです。

しかしながら、これも払しょくされつつあります。日本円の為替は正しい方向に進んでいます。全面解決には至っておりませんが、改善しつつあります。また、現地生産も始まりました。その結果、コストが下がり、プラスの効果を生み出しています。

現在、日産リーフは主に二つの課題に晒されています。ひとつめは車両価格、ふたつめは航続距離に対する不安、または充電インフラの不足という、もとは同じ問題に起因する課題があります。長距離ドライブの場合、どこで充電すればよいのか?解決策は明らかです。当社は課題解決に取り組んでおり、徐々に解決していき、障壁が取り除かれた暁には、急速に販売が拡大していくでしょう。

メディアセンター:世界中で電気自動車のインフラに注目が集まっており、特に中国が果たす役割は重要であるとのことですが、中国での生産とインフラ整備に対する期待を教えてください。また、これにより、ルノー・日産アライアンスの計画にどのような影響がありますか?

ゴーン社長:

新興市場、あるいは成長市場において、中国は電気自動車に対する支援で先行しています。また、ゼロ・エミッション車の普及を促進する政策でもトップレベルにあります。他の成長市場において、中国ほど積極的な活動を行っている国はほかにありません。中国は先進国と比較しても進んでいます。

従って、中国は電気自動車にとって重要な市場となるでしょう。中国でもリーフを現地生産する予定ですが、当社の現地の合弁会社が手掛ける自主ブランドとして販売します。中国でもリーダーを目指します。

中国政府は2020年までに電気自動車を含む新エネルギー車の生産・販売台数を200万台にすると発表しました。日産自動車はこの重要な市場で、あらゆる手段を駆使し、リーダーの座を獲得します。つまり、当社は同国で近々、電気自動車の現地生産を始める予定です。

メディアセンター:現在の法規制では、中国における電気自動車の生産・販売には、現地のブランドの採用が義務付けられています。ヴェヌーシア・ブランドと2015年に計画されている電気自動車の生産計画が早まる可能性はありますか?

ゴーン社長

既に投資を行い、生産能力を確保したため、計画の前倒しはないでしょう。投資のリターンを実現するべく、販売を伸ばすことが目標です。

私自身は、この目標の達成は可能だと信じています。あとは、どれだけ速く実現できるかです。

無論、新エネルギー技術の普及を目指す中国政府の政策は後押しとなりますが、自助努力も必要です。特に、原価低減による価格の引き下げに対する市場の反応は良いため、原価低減活動を続けていきます。

車両価格だけでなく、インフラ整備の課題もあります。重要なのは、この二つの課題に対する解決策が揃っているということです。どちらも正しい方向に進んでいます。革新には、粘り強さが必要です。壁に阻まれたからといってそこで足を止めるわけにはいきません。むしろ、更に奮起して、問題解決にあたり、目標達成に向けて前進していきます。

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