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インフィニティ事業担当役員に聞く、今後のインフィニティブランドの方向性

日産の高級車ブランド「インフィニティ」は、先日開催された第62回ぺブルビーチ・コンクール・デレガンスに参加し、最新のコンセプトカー「Infiniti Emerg-e」を北米で初披露しました。

今年7月にインフィニティ事業担当の常務執行役員に就任したヨハン・デ・ナイシェンが同会場を訪れた際にインフィニティの今後について話を聞きました。

Q1 入社される直前にインフィニティのグローバル本社機能が香港に移転しましたが、この動きをどのように見ていますか?

デ・ナイシェン

様々な意味で重要な動きだったと思います。まず第一に、今回の移転は、インフィニティが親会社から高い独立性を持ち、特色ある組織になるための第一歩を踏み出したことを示すとても象徴的な出来事だと思います。独自の企業文化と、ブランドのDNAに深く根ざした独自の哲学を持った新しい組織を一から作る良い機会と捉えています。その上で、高級車を求めるお客さまのニーズと期待にどのように応えていくかという部分に重点的に取り組むことができると考えています。

Q2: 香港の新しいオフィスの印象は?

デ・ナイシェン

香港はスペースコロニーのような場所です。非常に垂直的な都市で、我々のオフィスもこの香港特有の景観を作りだしている高層ビルの中にあります。その意味で、プレミアムな環境だと思います。多くの一流企業がその周辺に拠点を置いています。香港はとてもいいところで、活気がある刺激的な都市です。ですから、インフィニティのグローバル本社機能を置くには最適な場所だと考えています。

Q3: グローバルな高級ブランドに携わってきた経験をお持ちですが、インフィニティのポテンシャルを最大限発揮するためには何が必要だと考えていますか?

デ・ナイシェン

我々には優れた土台があります。商品はどの自動車メーカーにとってもその中心にあるものですが、我々は商品ラインナップに自信を持っています。今後、新たに生まれるチャンスに気を配り、グローバルにブランドを展開していくことが必要となるでしょう。

インフィニティはこれまでアメリカを中心に展開してきましたが、現在、中国に販売ボリュームの第2のハブを作るべく、様々な取り組みを行っています。

中国は現在、世界で最も大きな自動車市場であり、いかなるグローバルプレイヤーもこの市場の重要性を無視することはできません。我々は中国に独立したインフィニティの組織を設置し、販売網の強化に注力するだけなく、現地生産も計画しています。

私が新しいチームとともに取り組んでいることのひとつに、インフィニティのブランドポジショニングをいかにより分かりやすいものにするか、というのがあります。 「インフィニティ ブランドが意味するものとは」という質問にお答えするために、この先の道筋とブランドの長期ビジョンを立て始めたことは重要な出発点だと思います。

Q4: 今後の方向性について何か話せることはありますか?

デ・ナイシェン

もちろん自動車のプレミアブランドにおけるトップグループの一員になることです。インフィニティは現在とても独特なポジションを占めていますが、グローバルな広がりを持つにはもう少し磨きをかける必要があります。しかし、これからやらなければならないことを他社に先回りされたくはありません。今、自分の考えを話すことで、多くの人がそれに続こうとする可能性があります。ですので、今の段階ではその質問に答えることは控えさせて頂きます。

Q5: ハローモデルを導入する計画はありますか?

デ・ナイシェン

もちろんあります。現在の生産体制を評価する際、我々はグローバルなブランドを目指していますので、他の市場のニーズや要望にも目を向ける必要があります。パワートレインでは、現在アメリカ市場に投入しているものよりも小排気量のエンジン、例えばパワフルな4気筒のガソリンエンジンに目を向ける必要があるかもしれません。ディーゼルエンジンもそうですし、もちろん電動パワートレインは先進的な技術の一つとして非常に重要だと考えています。

さらに、パワートレインの拡大に目を向けるとともに、まだ進出していない市場にも目を向ける必要があります。どのメーカーも厳しい燃費基準と排気規制に対応しなければならない現在、コンパクト・プレミアムという考え方も最近、勢いを持ち始めています。

一方で、私どもはプレミアムブランドですから、お客さまの感情に訴えかけたり、憧れを抱くようなものが必要です。私はこれが「やるのかどうか」の問題ではなく、「いつやるのか」という問題だと思っています。適切なタイミングで判断することが必要です。しかし、私が今自信を持って言えるのは、将来、素晴らしく野心的なモデルが登場するということです。

Q6: 高級車を求めるお客さまは電気自動車をどのように受け止めていると思いますか?

デ・ナイシェン

テクノロジーの最先端にいる場合はいつもそうですが、道がない場所に新しい道を作っていく際、それはとても大変で時間もかかります。道を切り開き、安定した基礎を築くにはより長い時間がかかります。それこそがリーダーシップの価値なのです。誰かがやらなければなりません。しかし、我々はこの分野で先頭を走っているので、その優れた技術をインフィニティブランドを通して紹介することで、ブランドと有益な形で関連付けることができるという大きな利点があります。

さらに、高級車のお客さまに限って言えば、環境意識の社会的な高まりが車種選定に影響を与え始めていると感じています。目の利く消費者は妥協することを望んではいません。つまりここで、我々が今後発売を予定している商品に絶好の機会が訪れるわけです。細部まで行き届いた仕上げ、豪華な装備、目を見張るようなデザインを兼ね備えた真のプレミアムカーであるだけでなく、社会的責任を果たすことが可能なクルマとなるのです。ゼロ・エミッションの高級車を運転しているご自分の姿を想像してみてください。爽快なドライビング・パフォーマンスと包み込むような高級感。すごく魅力的ではないですか。

Q7: 5年後、インフィニティは今とどのように変わっていると思いますか?

デ・ナイシェン

ブランドがよりグローバルになるので、さらに自信を持って自分達のアイデンティティを表現できるようになっていると思います。私を含めたチームのタスクの一つは、インフィニティがどのようなブランドであるかを的確に表現することです。その答えは5年よりも早く出ると思います。5年後には、今よりも多様な商品ラインナップと明確なブランドイメージを目にされることでしょう。そして、インフィニティユーザーのプロフィールは、年齢、性別、所得の幅も広がり、より多くのドライバーを魅了するものになっているでしょう。

 

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