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ゴーン社長、インフィニティのグローバル本社について語る

 

日産自動車のカルロス ゴーン社長は、インフィニティのグローバル本社と中国の自動車市場の見通しについて語りました。

Q1: インフィニティのグローバル本社を香港に設立した理由を教えてください。

ゴーン社長:

インフィニティ・ブランドは、当社の中期経営計画、日産パワー88期間中の成長を支える大きな柱の一つです。当社は、グローバルなラグジュアリー・カー市場で、市場占有率10%の獲得を目指しています。現在の市場占有率は約3%です。

従って、今後、飛躍的な成長を実現していかなくてはなりません。そのためには、インフィニティ事業に力を入れて、インフィニティ事業に携わる人々が、同じチームの一員として、一堂に会し、やるべきことを意識し、きちんと連携をとることが求められます。

従って、インフィニティ事業部を香港に集約し、成長著しい、ニッサン・ブランドとあえて距離を置くことにしました。インフィニティ事業部の本拠地を重要なラグジュアリー・カー市場の近くに置く必要があるため、場所を香港に決めました。

なぜ香港かと言いますと、香港は中国に通じる入り口だからです。また、東南アジアとも近いため、インフィニティを日本から出し、香港に設立しました。インフィニティ事業に関わる従業員を同じ場所に集め、インフィニティのブランド・アイデンティティと組織を強化していきます。

香港は、インフィニティ・ブランドにとって有望な市場である中国に接しています。また、ご存知のように、世界で最もラグジュアリー・カーの比率が高いのも香港市場の特徴です。香港の全体需要の半分はラグジュアリー・カーで占められています。

 

Q2: 香港に本拠地を設立する中、インフィニティのモデルの生産もグローバル化し、JXは米国で生産されます。今後、中国や欧州で組み立てる計画も進んでいます。現地生産による効果を教えてください。

ゴーン社長:

インフィニティ・ブランドで10%の市場占有率を達成するためには、昨年度のグローバルな販売台数15万台から向こう4年から5年間で50万台に増やす必要があります。 日本国内だけでインフィニティの全てのモデルを生産していては、これだけの拡販は極めて難しい状況です。

現時点でインフィニティは、既に人民元、米ドル、そしてユーロに対する円高が大きな足かせとなっています。製造原価が、特定の通貨に偏っていては、インフィニティ・ブランドの勝算はありません。従って、今後は米国、中国、そして欧州などで、インフィニティの生産を増やしていく必要があります。

しかしながら、誤解のないように申し上げますと、日本国内のインフィニティのモデルの生産を国外に移す、ということでは決してありません。栃木工場はこれからもインフィニティにとって重要な生産拠点であり続けます。 競合他社、特にドイツメーカーに対抗するには、競合他社と同様の生産体制で臨まなくてははなりません。

ドイツのラグジュアリー・メーカーが欧州で生産する部分については、インフィニティは日本で生産する。他社が中国で生産する部分は、中国で、そして米国で生産する部分についてはインフィニティも米国で生産します。こうすることで、商品の競争力を上げ、円高という負担がインフィニティ・ブランドの発展の妨げにならないように取り組む必要があります。

 

Q3: 中国市場の伸びは、これまでの急激な成長に比べ、減速感がありますが、今後の中国市場の見通しを教えてください。

ゴーン社長:

現在の中国市場の成長率は極めて妥当な水準にあると思います。今年、中国の乗用車市場は、5-6%伸びると予想しています。 中国の自動車市場は1700万台という巨大市場であり、6%から7%拡大するだけでも、100万台の増加に相当します。

従って、中国市場の伸張率は決して小さくはありません。 当社は、年間5%から6%の成長率は適度であると考えています。この水準であれば、余裕をもってプレゼンスの拡大に取り組むと同時に、販売網におけるお客様対応、生産能力の増強なども、高い質と信頼性を確保しながら、効率的なコストおよび効率的な投資で実現できます。

従って、今後も中国市場が年間5%から6%のレベルで拡大することは、当社にとって朗報です。しかしながら、実際にはそうはならず、中国市場は予想以上のペースで拡大すると考えています。中国市場を熟知している方々のお話も聞きましたが、向こう5年間は年率8%の成長で推移するという見方が大勢を占めています。中国市場については心配はないと思います。

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