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日産自動車社長 カルロス ゴーン インタビュー

 

3月26日、日産自動車社長のカルロス ゴーンが福島県にある日産いわき工場を訪れたことは先日お伝えしましたが、その際に実施したインタビューの様子を今日はご紹介します。

Q1: 東日本大震災から1年が経ちましたが、現在のいわき工場の復旧状況を教えてください。

CEO:

いわき工場は目覚ましい回復を果たしました。2011年度は震災の影響があったにも拘わらず、30万基のエンジンを生産する見込みです。いわき工場は、生産と質の両面で完全回復を果たしただけでなく、将来を見据え、品質の更なる向上に務め、ランニングコストと投資コストの削減を目的とした複数のブレークスルーに取り組んでいます。あたかも、1年前の大震災の影響を受けなかったかのような活動は、賞賛に値します。

 

Q2: 工場長や従業員の話から、いわき工場の復旧を、日本の復興になぞらえていましたが?

CEO:

いわき工場は、突然襲い掛かった難題に臆することなく立ち向かう姿勢を日産の従業員一人ひとりに、教えてくれました。いわき工場は、正に日本のシンボルと言えるでしょう。東日本大震災による深刻な被害を受けただけでなく、福島原発からも比較的近い同工場は、厳しい状況にありました。それでも、いわき工場の従業員は、果敢に立ち向かい、ぶれない取り組みで、当面の復旧活動のみならず、工場の将来のためにもがんばってくれました。

 

Q3: 日産は、東日本大震災からも、タイの水害からも、素早く立ち直り、賞賛を浴びました。日産は、災害から何を学び、その経験をどのように活かしていきますか?

CEO:

東日本大震災とタイの洪水被害では、不測の事態に備えた体制、素早く対処することの重要性、現場への権限委譲、被災した地域を支援する仕組み、そして、適切な対応のできる人間に権限を持たせることを学びましたが、これらはすべて、これからの日産に役立つでしょう。

無論、このような大災害が二度と起こらないことを願っていますが、もしもの時のために備えておかなくてはなりません。そのためにプロセスを修正し、訓練を徹底する必要があります。2011年の災害からは様々なことを学びましたが、これは会社にとって貴重な財産となるでしょう。


Q4:一年前と比べ、部品供給はどのように変わりましたか?

CEO:

問題を完全に解決する術はありませんが、影響を最小限に抑えることはできます。東日本大震災では、3次または4次サプライヤーのレベルで、特定の電子部品の生産が世界中で一箇所に集中していた結果、その工場が操業を停止すると、自動車産業全体の生産に影響を及ぼすことが判明しました。この教訓から、購買部門には、2次、3次、4次サプライヤーのレベルまで徹底的に調査し、代替調達先を確保できるよう、指示しています。これは大事な教訓であり、会社にとって極めて重要な取り組みです。

 

Q5: 日産は国内生産100万台を維持すると公約しました。円高など、国内生産のプレッシャーは和らぎはじめていますか?

CEO:

判断するのは時期尚早だと思います。無論、1米ドル82円は、76円より良いのは事実ですが、円ドルレート100円に相当するいわゆる中立的な水準からは程遠い状態です。従って、確かに、環境は若干改善しているものの、逆風は収まっていません。現在の為替レートは、すべての大企業の足かせとなっており、自動車業界全体で、政府に対し、円/ドルレートを中立的な水準に回復させていただくようお願いしています。

 

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